( ‘A`)2018年4月16日(月)にオンエアとなった「プロフェッショナル 仕事の流儀」では「銀座、夜の女たちスペシャル」と題しまして、日本の景気がダイレクトに反映される街、銀座で生き抜く高級クラブのママに密着。本編45分のなかで主人公となったのが、白坂亜紀さんでした。今回は彼女の経歴や人となりを学んでいければと思います。
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目次
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銀座の高級クラブ「稲葉」のママ・白坂亜紀さんとは？
( ‘A`)大分県出身、お父様は新聞記者で、お母様は珠算塾の経営、お兄様は精神科医と、なんと言いますかインテリのお家で生まれたと言っても良いのかもしれませんね。
彼女は声楽家を目指したいという気持ちが強かったらしいのですが、学区制度が厳しい時代だったということもあり音楽関係への進学を断念。地元の高校へと進学したのですが、グレてしまい不良の道を歩みだしたとか。
それでも学びたいという向上心には抗えず、猛勉強の末に早稲田大学に合格するなど、自頭の良さは折り紙付きなのかもしれません。
20代で銀座のママに
( ‘A`)日本橋のクラブ勤務を経て、29歳で銀座の高級クラブ「稲葉」をオープン。ここまでは良かったらしいのですが、新たに2軒目をオープンさせた途端に、一部の贔屓客から手のひらを返されたとか。
理由は単純、「生意気」、「女のくせに」、「オレが育ててやったんだ」、「仕事じゃなくてビジネスじゃないか」と、嫉妬とも取れる僻みやっかみを浴びせられてしまったようです。複数の店舗を持つことで客足が遠のくという、銀座ならではの洗礼を受けたようです。
リーマンショックで貸し剥がし
( ‘A`)2008年9月に訪れたリーマンショック。客足はピタッと止まり、売上は激減の一途を辿ったそうです。今までニコニコしていた銀行も態度を硬化させるなど、金策に奔走したのもこの頃だったみたいですね。
稲葉にとっても白坂亜紀さんにとっても絶体絶命の大ピンチだったようです。それでも何とか浮上のきっかけをつかみ、現在に至ったと言えるでしょうか。
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銀座の高級クラブ「稲葉」とは？
( ‘A`)銀座にあるクラブの平均寿命はおよそ5ヶ月と言われております。競争や浮き沈みの激しい銀座のど真ん中で毎晩、お客様を呼び込んでいる稲葉のヒミツとは？
ノルマなしの独自システム
( ‘A`)高級クラブに限らずキャバクラでも存在するのが同伴ノルマや売上ノルマといった「とにかく数字を叩き出せ！」というプレッシャー。
稲葉では、ノルマはクラブホステス同士の足の引っ張り合いを生むだけでなく、人材育成の妨げとなると考えているため、一切のノルマを課さないことでも知られています。
ギスギスしなければチームワークもよくなるし、連携の取れている女の子に接客されれば男性も気持ちよくお酒や会話を楽しめるというのが稲葉のスタイルでもあり、自負でもあるようです。
稲葉から巣立つ女性たち
( ‘A`)稲葉では出来上がったプロよりも、無垢の素人を積極的に雇用しては一人前の女性として育てる傾向にあるようです。クセがないルーキーたちは吸収も早く、中には独立して銀座にお店をオープンさせることも少なくないようです。
通常では、お世話になったお店の近くに出店することはタブーらしいのですが、稲葉のママはきっぷがよいためお構いなし、「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも、ソムリエの資格を持つ女性が、稲葉がある同じビルに新たなお店をオープンしておりました。
ママいわく「お店が増えれば銀座が活気づく」というお考えがあるみたいです。
銀座、夜の女たちスペシャルで見せた白坂亜紀さんの日常
( ‘A`)昼も夜も大忙し！といった感じで売れっ子ママぶりを遺憾なく発揮しておりました。
美容院
( ‘A`)まずは美容院で銀座の髪にしてもらうというクラブママならではの光景。あのとんがったヘアスタイルはプロじゃないと難しいですからね。銀座の密着ドキュメンタリーはいつの時代も美容院からスタートする場面が多いですよね。
ワインバーでウォーミングアップ
( ‘A`)稲葉に行けばいくらでも飲めそうな気もするのですが、出勤前はいつもなじみのお店でワインなどを数杯、嗜んでからいざ出陣！といった様子でした。本人曰くある程度、酔っ払わないとしゃべるモードにならないとのこと。毅然としておりますが、意外とシャイなのかもしれません。
店内ミーティングで売れるコツをアドバイス
( ‘A`)お客様をひとり、ひとり大切に。名刺をもらったら月に1度は連絡してほしいとアドバイスしていました。そういうマメな連絡ができるホステスほど不景気に強いとか。
顧客の個人情報はすべて頭にインプット
( ‘A`)お久しぶりのお客様でも、生年月日とか、女性の好み、前回お話した会話の内容をしっかりと覚えているため、「あのお客さん今月お誕生日だからシャンパンお出しして」とお酒を振る舞い、「まだ糖質ダイエットされてるんですか？」と、以前の出来事をお尋ねしたりと、柔和な表情を浮かべていても、さすがはやり手のママといった感じですね。
ハガキ代だけでも100万円超え
( ‘A`)お客様への年賀状は数万枚、バレンタインデーにはチョコを配るなど、すべての顧客に満遍なくお返しをするマメさは見習うべき姿勢でしょうか。
どうすれば喜んでもらえるか？を極める
( ‘A`)お客様の喜びこそが自分にとっての最大の喜びである。そのためにはどのように動いて、どんな言葉を投げかければ良いのか？相手を慮る気持ちや想像力を養わないとダメというスタンスのようです。
まとめ
( ‘A`)私は銀座で成功を掴んだ女性の本が好きでいろいろと読み漁ってきたのですが、最近たまたま購入したのが『銀座の流儀「クラブ稲葉」ママの心得帖』(著：白坂亜紀さん)でした。
そのタイミングで飛び込んできたのがNHKのプロフェッショナルだったので、自分にとってはとてもタイムリーなTV番組となりました。本に書いてある内容そのままの女傑だなと感心してしまいました。
