キャバ嬢の基本所作で意外と出来ていないキャストが多いのが「マドラーの回し方」だったりします。
ワインやシャンパンなど、コルク栓でフタをするタイプのいわゆる「抜きもの」と呼ばれるお酒であれば、用意されたグラスに注ぐだけでOKですが、
- ウイスキー
- JINRO
- 鏡月
- 焼酎
といったオーダーであれば、水割りをお作りすることも多いでしょうか。
今回はかき混ぜるためのマドラーの使い方や、お酒の作り方について学んでいければと思います。
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マドラーの回し方は「反時計回り」(左)が常識

マドラーを右方向に回転させる…時計回りである右回りは「時が進む」方向です。
転じて「早く時が経って欲しい」→「早く帰れ!」となるため、
時を巻き戻す左回りが定番の所作となります。
中にはさっさと帰って欲しい迷惑な痛客もおりますが、数年後に太客に大化けする可能性も少なからずあるため、無碍にはできないんですよね。

カクテルのキングは「マティーニ」、クイーンは「マンハッタン」ってよく言われるよね。
YouTubeで学ぶマドラーの回し方
画質が少し粗いですが、この動画のみ唯一、マドラーを反時計回りに回しているなど、基本マナーが徹底されていました。
マドラーの出番!焼酎の水割り、お湯割り、ロックの作り方

( ‘A`)順番を覚えれば簡単です。
ビギナーさんであればお店が教えてくれることも多いですね。
焼酎の水割り
まずはグラスにアイス(氷)を入れましょう。
ここで早くもマドラーの出番です。容器を冷やすためにかき混ぜるのですが、反時計回りである左回りに回すのが水商売の不文律です。(氷を撹拌させた際、少し氷が溶ける場合もあるため、再度アイスを追加するのもアリだと思います。)
次にいよいよ、お酒を注ぐのですが、適量としては指2本分をベーシックに、続いてミネラルウォーターを注げばOKです。(水の量ですが、グラスのフチから数えて、こちらも指2本分の位置をベースに。)
最後にマドラーで撹拌すれば完成ですね。もちろん回し方は左回りです。

お酒を注ぐ量=指2本=2フィンガーという呼ばれ方も業界では一般的ですね。
焼酎のロック
ロックといえば、グラスにアイスをいれて焼酎を注ぐだけのシンプルスタイル。
お酒に強く、水割りとかビールじゃ酔えないからと、グイグイ攻める人向けでもありますね。
お作りの方法ですが、水割り同様にやっぱりアイスが先になります。次にマドラーでかき混ぜてグラスを冷やします。
グラスに入れるアイスですが、ロックの場合は氷山の一角!みたいな大きめの氷を入れて、見てくれも良くすると◎ですね。
お客様のなかには、水面から氷の角がちょっと出てる姿を好む人もいますので、ロックを作るにもセンスが問われるカモ?
YouTube
焼酎のテレビCMでもグラスや氷のデザインに気を使っていると思うので、そこら辺を意識しても良いかと。
焼酎のお湯割り
秋冬シーズンにぴったり!
焼酎のお湯割りですが、なかでも芋焼酎が人気だったりするでしょうか。
焼酎のお湯割りを作る際に議論のテーマになりやすいのが、
「お湯が先か?それとも焼酎が先か?」という順番ですね。
結論
アサヒビールの公式HPで美味しいお湯割りの楽しみ方を調査した結果、「お湯が先!」という結論に至りました。
理由としては、「焼酎独自の香りがオープンになりやすく、豊かな味わいが楽しめるから」だそうです。
お湯と焼酎が自然と混ざりやすく、グラスも適度に温まるので、
喉元だけでなく手元でも温もりが味わえるため、五感に訴えかけることができると言えそうです。

水割りと違って何回も執拗にかき混ぜるとお酒が飛んでしまいやすいため、お湯割りの場合はササッと簡単にかき混ぜるのもポイントです。
外部リンク
焼酎のおいしい飲み方 | アサヒの焼酎 | アサヒビール
マドラー 回し方のまとめ

マドラーは反時計回りである左回転を基礎とするのがキャバ嬢の所作のひとつです。
意外と時計回りにしている人が多いため、徹底して身につけてもよい必須マナーだと思います。
左右というよりも上下にマドラーを動かすことも多いですけど、基本は左回りです。